日差しがあるところは春らしさが出てきた今日この頃・・・
先日、予定もなく快晴だったお昼休みに我が家の犬の散歩に福津の松林へ。
うちのコーギーズもご機嫌で、天気もよくお散歩日和だなーと散歩をしていた私。
松林を抜け海岸沿いをのんびり散歩して満足して病院へと戻ったコーギーズと私・・・。
病院に戻ってふとコーギーズを眺めて絶叫した私・・・・!
なんと!なんと・・・・・・・!
うちのコーギーズについていたんですよ!やつが!!!
マ ダ ニ!!!!!!!!!!!
思い出しただけでもゾワーっとします・・・
虫系が苦手な私、一瞬でパニックになりかける。
なんで?まだ早くない?え?無理無理無理!
まだ肌寒い3月頭・・・まさかもうお目見えしているなんて・・・。
いやでも見間違えるはずはない。これはまちがいなくやつだ!
そういえば確かに今日、草が生い茂っているけもの道みたいなところ歩いたし・・・。
そこでくっついてきたのかなー・・・・。
と、急速にテンションが下がる私。
いや、うん・・・。ノミマダニ予防はばっちり通年しているコーギーズ・・・。
だからこの子たちについたマダニはそのうち死んでしまいます。
それは分かっているんです。分かっているんですけど・・・。
自分の犬にマダニがついているのを発見したときの衝撃といったら・・・。
ここでマダニについてちょっとだけ。
マダニはかなりざっくり分けると蜘蛛の仲間の吸血生物です。
卵→幼ダニ(脚6本)→若ダニ(脚8本)→成ダニ(脚8本)と吸血・脱皮を繰り返しながら成長します。
わんちゃんなどは全身が毛で覆われているため、毛の少ない場所・・・
「目の周り、耳、手足の指の間」 などによく寄生します。
吸血前の大きさはかなり小さいのですが、吸血後は小豆大ほどになるものもあります。
そして、寄生することでたくさんの病気を媒介する「病気の運び屋」でもあります。
わんちゃんの貧血を引き起こす命に関わる病気を媒介したり、人でもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)はマダニが媒介することが分かっています。
かなり簡単に省略して書きましたが、マダニはなかなかやっかいな生き物です。
さて、話を戻して・・・
うちの子たちについていたマダニは若ダニと呼ばれる段階で、まだ吸血前だったので本当にゴマ粒よりも小さいものでした。
吸血前のマダニは顕微鏡などなくてもそのままで見えますが、よくよく見ないと本当に気付かないサイズです。目がよくてよかった!
2匹は予防をしているので、とくになにもせず見つけたマダニを駆除して終了。
でも・・・実はその3日後、天気が良かったので院長が松林にまりもをお散歩に連れて行ってくれたんです。
ご機嫌で帰ってきたまりもさん・・・もれなくつけて帰ってきました・・・マダニくん・・・・・・・・・・。
今回は普通に散歩道になっている松林を歩いただけらしいのに・・・・。
もうマダニ騒動に免疫がついた私、院長とともに「やっぱりいるんだねぇ・・・」と苦笑い。
とにかく!福津・古賀あたりのマダニは活動を開始しています!!
これから寒さも和らぎ、お散歩日和が増えてくるこの時期、おうちのわんちゃんをノミ・マダニの恐怖から守ってあげられるのは飼い主様だけです。
マダニは人にも寄生することがありますので、飼い主様も草むらや松林のあたりに行かれる際は長袖・長ズボン、虫よけスプレーなどでダニ予防をお勧めします。
ノミマダニ予防薬も最近は、首元の毛をかき分けてつけるスポットタイプの他に、錠剤、お肉風味のついたおやつのようなチュアブルタイプもありますので、お家の子にあった予防をお選びいただけると思います(^^)
ただ、ノミマダニ予防薬は虫よけスプレーのような「ノミ・マダニを寄せ付けなくなる薬」ではありません。
ノミマダニが体についたら「体についたノミ・マダニを確実に駆虫してくれる薬」です。
もしも、今回うちのコーギーズに予防をしていなかったら、元気いっぱいの若ダニを体につけたまま家に帰ることになっていたと思うと・・・恐ろしすぎる!
だってあんなサイズのマダニ、気付かないですもん(°Д°)
犬から落ちて、家の中でマダニが繁殖・・・我々人間に寄生していたかも・・・・。
このダニ騒動の時程、予防していて良かったー・・・と思った事はなかったです。
予防しておけば、マダニの寄生に気付かなかったとしても予防薬がきっちりマダニを駆虫してくれるので、家に元気いっぱいのマダニを持ち帰ることもありません。まだ体にいたとしても、そのうち自然に死んでしまいます。
ですので、ノミマダニが「お家の子についているのを見つけたから予防薬をつけよう」では遅いのかな、と思います(^^;)だって、寄生しているのが、見つけたダニその1匹とは限らない・・・吸血前のマダニは吸血場所を決めるために毛の上を歩いて移動します。もしかしたらすでにお家の中に落ちているかもしれません・・・。
病気を媒介するのも、吸血の時間が関わってきます。吸血時間が長ければ長いほど、病気をもらうリスクも高まります。飼い主様がマダニの存在に気付くのは、マダニが吸血して少し膨らんで大きくなったころが一番多い気がします。なでてあげてたら何かおできのようなものがある・・・で、よく見るとマダニだった。ということが多いような(^^;)マダニが膨らんでくるということは・・・吸血して時間が経っているということなんです。
マダニ騒動・・・予防の大事さが身に沁みた今日この頃・・・
皆様、ご家庭でのマダニ騒動が起こる前に・・・お散歩にいく子にはしっかり予防をしてあげて下さい(^^)!
しっかり予防すればノミマダニなんか怖くない!!
最後に清水作、あいうえお作文!笑
の はらや草むらに潜んでる
み んなのお家についてくよ
だ いじな家族(ペット)に寄生する
に んげんたちは気付かない・・・
なんちゃって(°∀°)笑
ノミマダニ予防について気になることがあればお気軽にスタッフまで(特に清水は熱く語ります!笑)お声かけくださいね(^^)